今回は、前回の「1・心を守る力」に続いて、
「2・心を育てる力」についてお話させて頂きます。
前回の「心を守る力」で、ご自身の大切な心や精神を大切に扱ってあげることで、次に大切なのは、健康な心を育てることです。
人の身体というのは20歳前後から少しずつ衰えていくものですが、心や精神というのは、実は一生涯成長し続けることが可能と言われているのです。
それは心の器となっている脳が、他の様々な臓器と違い、考える機能を持っているからです。
もしご自身の今の状態が、「考えている」というよりも、むしろ「悩んでいる」状態に近いということなら、無理に目の問題の問題に抵抗し続けるよりも、一旦作戦を変えて、「心を守る」、「心を育てる」ことを意識するといいかもしれません。
ある程度、心が回復したら、皆さんが本来持っている「考える能力」が、元々の問題を解決に向かわせてくれると思います。
「考える」力は、誰でもが持っている能力です。
さらに、考えたり、体験したりしたことをもとに「学習」と「記憶」を蓄積していく機能をも備えている脳は、生体器官としては細胞数が減少していくとしても、それらを連絡する通路は「経験」を重ねるごとに、広範囲に、充実していきます。
そして、この「心が育つ」という現象は、もちろん皆さんの心や脳が健康で活発に運動するほど、促進されていくのです。
心が育てば、人は当たり前に「感動」や「喜び」を感じやすく、美しいものや楽しいことに気づきやすくなったりしますよね。
また、そのように心の余裕があればあるほど、他の人間に興味関心を持つことが出来ますし、相手の気持ちに共感したり、思いやりや愛情をもって、関係を築いていくこともできると思います。
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